田舎暮らしを始めると蕎麦打ちを始める人が多い…と感じるのは私だけじゃないはず。
一体なぜなのか?ちょっと考えてみた。
- ひま
- なんでも「手作り」してみたい気持ちが膨らむ
- 家でみんなで楽しめることを求めている
実際、そんな気がなかった私も、色々とやってみたくなった。もともと台所が好きで、ここに引越してきてからはパン作りや異国の料理作りにも挑戦している。
私たちも作ってみようと年越し蕎麦について調べてみると、細く長く生きようという由来が。
しかし私たちは別にそういう生き方をしたいわけではないタイプ…なので、今年は家族みんなで「うどん」を打った。簡単だしね!
我々は長く生きるために細々と生きるよりも、なるべく自分の理想や夢に、忠実に生きたい!それが出来るのなら、短い命でも構わないのだ。…って、ちょっとカッコつけすぎですね。
うどんを打とう!と突然持ち掛けても、疑問も反対もなく「いいね~!やろう!」というノリなのが私の家族の良いところ。だって山にこもって麻雀ばっかりしてても、面白くないもんね。いや、面白いけどさ麻雀は。
YouTubeでうどんの打ち方をサクッと確認し、間違えながらも皆で楽しく踏み踏み。なんともお正月らしくて良いじゃない!

切るのは私が担当。弾力のある生地が押し返してくる感覚、クセになるかも。
出来上がったうどんは少々太めではあるものの、すごく美味しい。

「年越しそばならぬ、年越しうどん(笑)」
「短くてもいいから、太く生きよう!」
「でもあと20年は生きたいなぁ。庭をこうしたいし、梅酒も漬けたいし…」
煩悩が捨てきれないまま新年を迎えた。
いつお迎えが来るかは誰にも分からないが、その日までこうして未来を描いていたいものだ。紅の豚のワンシーンみたいに、「バァちゃん、まだお迎えが来ねぇのか?」と言われてゲラゲラ笑えるようなお婆さんになるのも悪くないかもな。
明けましておめでとう!
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30歳からの田舎暮らし
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田舎産物おつまみ音頭
伊豆の三賢人
このお話は、『30歳からの田舎暮らし~伊豆に移住しました~: 四季報ちゅんぶん2023春号』に収録されています。
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