伊豆移住、3年目の本音。30歳夫婦が横浜を捨てて手に入れたもの、失ったもの

田舎暮らし

「もう、こんな生活は嫌だ」

横浜の満員電車に揺られ、ビルの谷間に吸い込まれていく毎日。30歳を目前にした僕の心は、知らず知らずのうちに悲鳴を上げていました。隣には、同じように疲れ切った顔をした妻、ちゅんころもち。

僕たちが求めていたのは、時間に追われるのではなく、季節の移ろいを肌で感じられる暮らし。そして、誰かに決められた窮屈なルールではなく、自分たちの手で未来を切り開いていく「自由」でした。

その答えを探して、僕たちは神奈川県横浜市を離れ、静岡県伊豆市へ移住しました。あれから、3年。この決断は正しかったのか?

結論から言えば、『伊豆での暮らしは、想像を遥かに超えて最高だった』と、胸を張って言えます。

でも、それはキラキラした面だけを見ての感想ではありません。この3年間、都会の常識がまったく通用しない壁にぶつかり、理想と現実のギャップに頭を抱えた夜も数え切れないほどありました。

だからこそ、この記事ではありきたりな田舎暮らしの賛美はしません。「空気がキレイ」とか「魚が美味しい」とか、そんなことは伊豆に来れば誰だってわかることですから。

僕たちが伝えたいのは、移住という人生の大きな決断を前に、かつての僕たちと同じように不安を抱えているあなたへ向けた、泥臭くて、どこまでも正直な3年間の記録です。

これから伊豆への移住を考えているあなたが本当に知りたいのは、きっとこういうことのはず。

  • 地元の人たちとの距離感って、実際どうなの?
  • 生活費は本当に安くなる?想像と違った出費は?
  • 仕事は見つかる?都会と同じ感覚でいたら痛い目を見る?
  • 移住して「これは想定外だった…」と後悔したことは?

移住者のリアルな声は、ネットを探してもなかなか見つかりません。だからこそ、僕たちが伊豆移住の先輩として(少し偉そうに聞こえたらごめんなさい)、この3年間で経験したすべてを、良いことも悪いことも包み隠さずお話ししようと思います。

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僕たちのこと(興味ない方は飛ばしてください)

伊豆の自然を背景にした夫婦の写真

改めまして、こんにちは。『ヤリョ』『ちゅんころもち』です。

30歳という節目に、人生のハンドルを自分たちの手に取り戻そうと決意し、長年憧れていた伊豆への移住を決めました。毎年夏になると、決まってこの土地の海と緑に会いに来ていた僕たちにとって、伊豆は特別な場所だったんです。

今は伊豆市内の、緑豊かな別荘地で暮らしています。九州や四国への移住も頭をよぎりましたが、まずは慣れ親しんだ土地から始めようと。結果的に、横浜の家族や友人を気軽に招くことができるこの距離感が、僕たちには合っていたようです。

移住当初、僕は伊豆のゴルフ場で正社員として働き始めました。しかし、そこで直面したのは「理想の田舎暮らし」とは程遠い現実…。結局、1年で退職し、現在はフリーランスとして、この田舎移住の専門サイト「イナカデミー」の運営をしながら、自宅でデザインの仕事をしています。

妻のちゅんころもちも同じくフリーランス。YouTubeチャンネル「ちゅんころもちの伊豆暮らし」で、私たちの飾らない日常を発信しています。

会社を辞めて、今は1日4時間くらいの在宅ワークでのんびり暮らしています。満員電車に乗っていた頃が嘘のようです。どうやってそんな働き方を実現したのか、その過程は僕の著書に詳しく書きました。

著書「イナカデノマド」の表紙

天国かと思った、伊豆暮らしで心底「最高だ」と感じた7つの瞬間

まずは、僕たちが伊豆に移住して「人生が変わった」と本気で感じた、素晴らしい体験からお話しさせてください。

1. 人の温かさが、想像の斜め上をいっていた

「田舎は人間関係が閉鎖的」なんて話も聞いていたので、正直、少し身構えていました。でも、伊豆で出会った人々は、その不安をあっさりと吹き飛ばしてくれました。

市役所の移住相談窓口の方、物件探しでお世話になった不動産屋さん、そして何より、ご近所さんたち。誰もが本当に親身で、都会から来た僕たちを温かく迎え入れてくれたんです。

方言も、関東出身の僕たちには心地よいアクセントに聞こえる程度。たまに「?」となる単語が出てきても、「それ、どういう意味ですか?」と聞けば、みんな嬉しそうに教えてくれます。そのやり取り自体が、なんだか新鮮で楽しいんです。

ある日、庭の手入れをしていたら、隣のおばあちゃんが「あんたたち、これ食べな」と、採れたてのトマトを山盛り持ってきてくれました。スーパーで買うものとは比べ物にならないくらい瑞々しくて、太陽の味がしました。こういう小さな触れ合いが、心を豊かにしてくれるんだと実感しています。

2. 「10円」で買える野菜の衝撃

これは、伊豆に来て最も衝撃を受けたことの一つかもしれません。道端にポツンと置かれた無人販売所。そこで売られている野菜の値段を見たとき、僕たちは目を疑いました。

きゅうり、一袋10円。なす、3本で10円。

あまりの安さに、最初は「何か裏があるんじゃないか?」とすら思いました。確かに、形は少し不揃いかもしれません。でも、味は一級品。むしろ、生命力に満ち溢れた濃い味がします。横浜のスーパーで払っていた金額はいったい何だったのか…と、価値観が揺らぐほどの体験でした。

3. 鹿肉の概念を覆された「伊豆のジビエ」

「ジビエって、クセが強くて硬いんでしょ?」
移住する前の僕は、完全にそう思い込んでいました。しかし、伊豆で初めて口にした鹿肉は、そんな先入観を木っ端微塵に打ち砕いてくれました。

驚くほど柔らかく、臭みは一切ない。赤身肉の旨味が凝縮された、上品で力強い味わい。今ではすっかり妻も鹿肉の虜になり、週に一度は食卓に並ぶ我が家の定番メニューです。地元の猟師さんが処理した新鮮なものを手に入れられる、この環境に感謝しかありません。

ちなみに…

特に小鹿の肉、通称「バンビ肉」は絶品です。牛肉のヒレのようにきめ細やかで、信じられないくらい柔らかい。伊豆に来たら、ぜひ一度は試してみてほしい味です。

【鹿肉】伊豆に移住して初めて食った「バンビ肉」がうますぎる話【優勝待ったなし】

4. 川のせせらぎがBGMの「修善寺図書館」

本好きの僕にとって、伊豆市の図書館はまさに聖地です。特に、修善寺にある図書館は格別。蔵書の充実ぶりはもちろんですが、何よりそのロケーションが素晴らしい。

窓の外には桂川の清流が流れ、そのせせらぎを聞きながら読書に没頭できるんです。こんなに贅沢な空間が、無料で利用できるなんて…。都会の機能的な図書館とはまったく違う、心からリラックスできる場所が身近にある。これは、移住して得られた大きな喜びの一つです。

おまけに、伊豆市の図書館カードのデザインが、また可愛いんです。こういう細やかな部分にも、この土地のセンスを感じます。

伊豆市の図書館カード

5. 横浜のソウルフード「家系ラーメン」と再会できた

これは、僕個人の話で恐縮ですが…。横浜を離れるときに唯一心残りだったのが、「もう、あの濃厚な家系ラーメンが食べられなくなるのか」ということでした。

しかし、その心配は杞憂に終わりました。なんと、伊豆にも本格的な家系ラーメンのお店が点在していたのです!あの豚骨醤油のスープと太い麺に再会できた時の感動は、今でも忘れられません。

ラーメンだけでなく、スパイスの効いた本格的なカレー屋や、海が見えるお洒落なカフェもたくさんあります。有名チェーン店も一通り揃っているので、「田舎だから外食に困る」ということは、伊豆に関して言えばまずありません。

6. 気分転換は、徒歩5分のハイキングコースへ

横浜に住んでいた頃は、自然に触れたいと思ったら、電車を乗り継いで高尾山あたりまで行くのが一大イベントでした。しかし、伊豆では違います。

天城山の稜線を歩く本格的な登山から、スニーカーで気軽に楽しめる里山のハイキングコースまで、文字通り「そこら中」にあります。思い立った時にすぐ、鳥の声と木々の匂いに包まれに行ける。この環境は、在宅で仕事をする僕にとって、最高の気分転換になっています。

7. 蛇口をひねれば温泉が出る暮らし

「家に温泉がある」と聞くと、どんな豪邸を想像しますか?伊豆では、それが特別なことではないんです。僕たちの家は違いますが、蛇口から温泉が出る物件は珍しくありません。

そうでなくても、町中には気軽に立ち寄れる足湯があり、ガソリンスタンドならぬ「温泉スタンド」で、自宅のお風呂用に温泉を買って帰ることもできます。疲れた日は、少し足を延ばして日帰り温泉へ。そんな贅沢が、日常にあるのです。

夢だけでは食っていけない。伊豆移住で直面した5つの厳しい現実

ここまで良いことばかり書いてきましたが、もちろん、すべてが順風満帆だったわけではありません。むしろ、最初の1年間は失敗の連続でした。ここでは、僕たちが身をもって知った、伊豆移住の厳しい現実についてお話しします。

1. 「給料は安い、体質は古い」職場環境の壁

移住後、僕が最初に就職したゴルフ場での経験は、正直、かなり堪えました。給与明細を見て愕然としたのを覚えています。横浜時代の給料と比べること自体がナンセンスなのかもしれませんが、生活水準を維持するのは難しい金額でした。

しかし、問題はお金だけではありませんでした。表面上は業務効率化のためにiPadが導入されているのに、意思決定のプロセスは完全にトップダウン。会議では誰もが上司の顔色をうかがい、新しい提案は「前例がない」の一言で却下される。絵に描いたような年功序列の世界が、そこにはありました。

「自由」を求めて伊豆に来たはずなのに、前よりも不自由な環境にいる…。この矛盾に耐えきれず、僕は1年で退職を決意しました。この経験があったからこそ、場所に縛られない在宅ワークという働き方に本気で舵を切れたので、今となっては必要な挫折だったと思っています。

2. 「伊豆は暖かい」という思い込みが招いた悲劇

これは完全に僕たちのリサーチ不足でした。「伊豆=温暖なリゾート地」というイメージしかなく、まさか雪が積もるなんて夢にも思っていなかったのです。

僕たちが住む山間部の別荘地では、冬になると普通に雪が降ります。移住して最初の冬、ノーマルタイヤのままだった僕たちの車は、坂道の途中で立ち往生しかけました。慌てて2万円もするゴム製のチェーンを購入したのですが、皮肉なことに、その年はそれ以降一度も雪が降らなかったのです。「降らないんかいっ!」と、二人で車の中でツッコんだのを覚えています。

そのチェーンは今も、納屋の奥で静かに出番を待っています。雪が降る年と降らない年があるようで、自然の気まぐれに翻弄されるのも田舎暮らしの醍醐味…と、最近は思えるようになりました。

3. 釣り天国かと思いきや…意外と少ない釣り場

伊豆半島はぐるりと海に囲まれているのだから、どこでも釣りができるだろう。そう考えていた時期が僕にもありました。しかし、現実はそう甘くありません。

まず、車を停められる場所が極端に少ない。やっと見つけたと思ったら、500円から1,000円ほどの駐車料金がかかる有料の場所ばかり。無料で停められる数少ない漁港は、当然ながら釣り人でごった返しています。

さらに、感染症対策で立ち入り禁止になっている堤防も多く、気軽に竿を出せる場所を探すのに一苦労。これは、釣り好きの僕にとっては大きな誤算でした。

4. 透き通る川を、ただ眺めるしかないもどかしさ

伊豆を流れる川の水は、息をのむほどきれいです。川底の石が一つひとつ見えるほど透き通っていて、夏になれば飛び込みたくなる衝動に駆られます。しかし、その清流に触れることすら、なかなかできないのです。

川岸はうっそうとした草木に覆われ、安全に水辺まで降りられる場所がほとんど整備されていません。「もったいない…」と、橋の上から川面を眺めるたびに思います。これだけの自然の恵みがありながら、それを活かしきれていない部分があるのも、また伊豆の一面なのかもしれません。

5. スーパーの値段は、横浜時代より高かった

「田舎は物価が安い」というのも、一面的な神話に過ぎませんでした。確かに、無人販売所の野菜は破格です。しかし、牛乳や米、調味料といった日常的な食料品は、横浜にいた頃の方が安かったように感じます。

おそらく、スーパーの数が少なく、価格競争が起きにくいのが原因でしょう。移住当初、何も考えずに一番近くのスーパーで買い物をしていたら、レシートの金額にビックリしたことがあります。今では、少し遠くても品揃えが豊富で価格も良心的な店まで、週に一度まとめ買いに行くのが習慣になりました。

後悔しない伊豆移住のために。僕たちが3年かけて築いた「暮らしの設計図」

ここまで読んで、「やっぱり伊豆、いいかも」と思ってくれた方も、「意外と大変そうだな」と感じた方もいると思います。そのどちらの感覚も、きっと正しいです。

大事なのは、夢や憧れだけで突っ走るのではなく、現実的な課題としっかり向き合うこと。そこで、僕たちが3年間で学んだ「これを知っていれば、もっとスムーズだったのに…!」というポイントを、具体的なチェックリストにまとめました。

移住前に向き合うべき「5つの現実」

勢いで引っ越してから後悔しないために、最低限この5つは自分たちの中で答えを出しておくことを強くお勧めします。

チェック項目 なぜ重要か? 僕たちなりの答え・対策
仕事の算段 伊豆での現地就職は、給与・待遇面で厳しい現実があります。都会と同じ感覚で仕事を探すと、選択肢の少なさに愕然とするかもしれません。 移住前から在宅でできる仕事のスキルを身につけ、収入の柱を作っておく。僕たちはWebデザインとサイト運営という道を選びました。
車の必要性 「一家に一台」ではなく「一人一台」が基本。車がないと、日々の買い物や通院すら困難な地域も多いです。 まずは中古の軽自動車でも十分。ただし、購入費だけでなく、税金、保険、車検などの維持費も忘れずに計算に入れておくことが重要です。
冬の備え 「伊豆=温暖」というイメージは捨てましょう。特に山間部に住むなら、冬の寒さと積雪対策は必須です。 スタッドレスタイヤへの交換はマスト。万が一に備え、スコップや解氷スプレー、数日分の食料備蓄も必要です。
人付き合いの距離感 地域によっては、町内会や消防団への参加が半ば義務だったり、濃密なご近所付き合いが求められたりすることも。これがストレスの原因になるケースも少なくありません。 僕たちは、あえて自治会や町内会がない「別荘地」を選びました。程よい距離感を保ちたい人には、有力な選択肢だと思います。
生活物価のリアル 野菜は安くても、日用品やガソリンは都会より高いことも。トータルで見ると、生活費が劇的に下がるわけではありません。 移住候補地を決めたら、必ず現地のスーパーをいくつか見て回りましょう。「A店は生鮮食品、B店は日用品」といった使い分けをシミュレーションしてみるのがおすすめです。

僕たちが「これは準備しておいて本当に良かった」と思うこと

数々の失敗を経て、僕たちがたどり着いた結論です。

  1. 在宅ワークで生計を立てる基盤を固めたこと
    これがなければ、早々に伊豆での暮らしは破綻していたかもしれません。パソコンとネット環境さえあればどこでも仕事ができる状態を作れたのが、最大の勝因でした。
  2. 移住前に、何度も短期滞在を繰り返したこと
    観光で訪れるのと、生活するのとでは見える景色が全く違います。夏だけでなく、冬の伊豆も体験しました。平日にスーパーへ行き、図書館を訪れ、「もし、ここに住んだら…」というシミュレーションを徹底的に行いました。
  3. 移住後すぐに行きつけの店を見つけたこと
    引っ越してすぐ、近所の定食屋さんやカフェに顔を出すようにしました。店主さんと顔見知りになり、地域の情報を教えてもらう。そうやって「自分の居場所」を早く見つけることが、孤独を感じずに地域に溶け込むコツだと思います。

迷っているなら、まずは「プチ移住」から始めてみては?

いきなり住民票を移すのは、あまりにもハードルが高い。そう感じるのは当然です。

そんな時は、1週間から1ヶ月程度の「お試し移住」から始めてみるのがおすすめです。最近は、ワーケーション向けの貸別荘や、自治体が用意している移住体験施設、Airbnbなどで長期滞在できる物件も増えています。

短期滞在中に、ぜひチェックしてほしいポイント

  • 携帯の電波は安定しているか?光回線は引けるエリアか?
  • 最寄りのスーパー、コンビニ、病院までの実際の所要時間と道のり
  • 平日の朝夕、道路はどのくらい混雑するのか?
  • 夜、街灯はどのくらいあるか?虫の鳴き声や物音は気にならないか?

こういった、旅行では決してわからない「日常の解像度」を上げることで、移住後のミスマッチを劇的に減らすことができます。

【まとめ】すべてをひっくるめて、僕たちは伊豆が大好きだ

悪いところも正直に書きましたが、僕たちの結論は、冒頭に書いた通り、揺らぐことはありません。

伊豆は、最高です。

ただし、僕たちが心からそう思えるのは、『別荘地での暮らし』『在宅ワーク』という、2つの要素を掛け合わせたからだ、というのもまた事実です。

  • 別荘地 → 過度な人付き合いのストレスがなく、自治会などの縛りもない。静かな環境で自分たちのペースを守れる。
  • 在宅ワーク → 会社の古い体質に悩まされることなく、自分の裁量で仕事ができる。通勤時間がなく、自由な時間が増える。

もし、僕が今も伊豆の会社でサラリーマンを続けていたら…。あるいは、昔ながらの慣習が残る集落に住んでいたら…。きっと、今と同じ気持ちではいられなかったでしょう。

移住は、ゴールではありません。そこから、自分たちにとって最も心地よい暮らし方を、試行錯誤しながら見つけていくスタート地点なのだと思います。

この記事が、かつての僕たちのように、今の生活に疑問を抱き、新しい一歩を踏み出そうとしているあなたの背中を、少しでも押すことができたなら、これ以上に嬉しいことはありません。

伊豆移住に関するよくある質問(FAQ)

Q.伊豆への移住で失敗する人の共通点はありますか?
A.僕たちが見てきた中で感じるのは、「仕事」と「人間関係」の準備不足です。特に、都会と同じ感覚で現地就職を考えていたり、地域コミュニティとの距離感を事前にリサーチしていなかったりすると、理想とのギャップに苦しむことが多いようです。また、「車なしでも何とかなるだろう」という楽観的な見通しも、失敗につながりやすいポイントだと感じます。
Q.伊豆は本当に仕事がないのでしょうか?
A.「ない」わけではありませんが、職種は観光業、介護、建設業などに偏りがちで、給与水準も都会に比べると低い傾向にあります。事務職や専門職の求人は非常に少ないのが現実です。そのため、僕たちのように移住前からリモートでできる仕事を確保するか、現地で起業するという選択肢を視野に入れるのが現実的だと思います。
Q.買い物は不便ですか?ネットスーパーなどは使えますか?
A.エリアによります。伊東市や三島市、沼津市に近いエリアであれば、大型スーパーや商業施設もあり、それほど不便は感じません。しかし、南伊豆や西伊豆の山間部などでは、最寄りのスーパーまで車で30分以上かかることもあります。ネットスーパーの配達エリアも限られているため、移住候補地の物件を決める前に、必ず利用したいサービスの配達エリア内かどうかを確認することをおすすめします。
Q.30代夫婦で移住した場合、子育ての環境はどうでしょうか?
A.僕たちにはまだ子供がいませんが、周囲の移住者仲間から聞く話では、待機児童がほぼない点は大きなメリットのようです。自然豊かな環境でのびのびと子育てができる一方、高校以上の進学を考えると選択肢が限られるという声も聞きます。医療面では、小児科の数が少ないため、事前にかかりつけ医を見つけておくことが重要になります。自治体によって子育て支援制度も異なるため、市役所のウェブサイトなどで比較検討するのが良いでしょう。
Q.移住にかかった初期費用は、だいたいいくらくらいでしたか?
A.僕たちの場合は、賃貸物件だったので、敷金・礼金・仲介手数料などで約40万円、引っ越し費用で約15万円、そして雪対策で後から購入した車のチェーンや、最初に揃えた家具・家電などで、合計すると80万円ほどかかったと記憶しています。物件の購入やリフォームをする場合は、さらに数百万円単位で必要になります。ある程度の貯蓄は、心の余裕を持つためにも不可欠です。

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