障害学習で着物着付け教室に通ってみた感想。

障害学習で着物着付け教室に通ってみた感想。 田舎暮らし

もう何年も前から着物に興味はあったのだが、都会にいる頃は時間的にも金銭的にも、とてもお稽古に通う余裕などなかった。

 伊豆に移住して3年が経ち、私生活や仕事のペースがかなり確立されてきた。そろそろ、やりたかった習い事を始めても良いかもしれない。

 そこで目を付けたのが、市が運営してくれている生涯学習だ。年に一度、広報誌で生徒が募集される。これにはいろいろな講座があり、たとえば茶道や社交ダンス、園芸、占いなんかもある。しかも、費用は格安だ。どの講座にしようかな?と眺めているだけでも楽しい。

 他にも惹かれるものはいくつかあったが、やっぱり一番やりたいのは着付け。早速申し込み、開講式に参加した。講師は黒い着物を着た70歳くらいの女性で、とても厳しそうにも見える。受講者も中年以降の女性が多く、着物について右も左も分からない私は途端に不安になった。

 ところが先生も他の受講者も優しく、1回目のお稽古はとても楽しいものだった。たった一度でとりあえず基本の帯結びができるようになり、嬉しくて帰宅後すぐに夫に披露した。

 これからは浴衣や着物を着て修善寺を歩けると思うだけで嬉しい。せっかく伊豆に移住したのだから、たまにはそういう事をしたいもの。

 街まで出なければ習い事はできないと思っていたが、市の生涯学習講座があって本当に良かった。なにか始めたいなぁという人は、一度役所の掲示板を見てみるのも手だ。

伊豆市の場合、どの講座も月1,000円前後で受講できる。私はこの着付け講座が修了してからも、ずーっとこの生涯学習講座にお世話になりたいなぁと目論んでいる。趣味が増え、学びが深まり、友達もできる。なんてありがたいサービスだ。

今年の夏は自分で浴衣を着て、下田白浜の花火大会にでも行こう。

このお話は、『30歳からの田舎暮らし~伊豆に移住しました~: 四季報ちゅんぶん2023夏号』に収録されています。

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