【しいたけ栽培】切ったクヌギを使って、しいたけを育てちゃおう!の話【巨大な木】

その他

【原木しいたけ栽培】庭の巨大クヌギがごちそうに変わるまで【伐採から菌打ち、そして2年間の夢】

今回は、庭で手に負えなくなっていた巨大なクヌギの木を伐採し、その木を使って自家製しいたけ作りに挑戦したお話ですヽ(*´∀`*)ノ.+゚

「庭の木が美味しいしいたけになるなんて、なんだか素敵じゃない?」

そんな軽い気持ちから始まったプロジェクト。その一部始終を動画にもまとめていますので、まずはこちらをご覧ください。5分で大まかな流れが掴めますよ◎

第一章:巨大クヌギとの対峙、そして伐採へ

この築30年の中古物件に越してきてから、私たち夫婦は庭の整備に明け暮れていました。数々の木を自分たちで切ってきたのですが、このクヌギだけは別格でした。

庭にそびえ立つ巨大なクヌギの木と、その下に立つ人物の比較写真。

写真の中に人がいるのが分かりますか? 見上げるほどの高さで、軽く10メートルは超えています。素人が手を出せるレベルではありませんでした。

なぜクヌギはしいたけ栽培に最適なのか?
しいたけの原木栽培には、クヌギやコナラといったブナ科の木が最適とされています。 これらの木は樹皮が厚く、養分を豊富に含んでいるため、肉厚で香りの良いしいたけが育ちやすいのです。 特にクヌギは「しいたけ栽培の王様」とも呼ばれ、最高品質のしいたけを育むと言われています。

そこで、夫が伊豆で知り合った専門の業者さんにお願いし、今年の年明けに伐採してもらうことに。重機が入れない場所のため、職人さんが木に登って少しずつ枝を落としていくという、まさに職人技。

職人が長いハシゴを使ってクヌギの木に登っていく様子。

あんなに長いハシゴをひょいひょいと登っていく姿には、ただただ感心するばかりでした…。

第二章:偶然の好条件?伐採後の原木づくり

職人さんはとても親切で、伐採した幹を運びやすい長さにまでカット(玉切り)してくれました。

伐採され、90cm程度の長さに玉切りされたクヌギの原木が積み上げられている。

そして、この状態で約2ヶ月間、庭に放置していました。

実を言うと、これはしいたけ栽培のための計画的な下準備というより、単に忙しくて手が回らなかっただけなのですが…アハハ…(=´・∀・`=)

しかし、この「放置」が結果的に重要な工程になっていたのです。伐採したばかりの木は水分を多く含んでおり、そのまま菌を打ち込んでも菌糸がうまく伸びません。 そのため、適度に乾燥させることが必要になります。私たちが伐採したのが冬で、菌を打ったのが春先。この期間が、原木の水分調整にちょうど良かったようです。

第三章:いよいよ菌を打ち込む!地道だけど大切な作業

さあ、いよいよメインイベントの「菌打ち(植菌)」です。しいたけ菌を原木に植え付けるこの作業は、春の2月~4月頃が適期とされています。

強力な助っ人、しいたけ菌専用ドリル

菌を打ち込むためには、まず原木に無数の穴を開けなければなりません。そこで登場するのが、夫の職場の方に借りた秘密兵器!

しいたけ菌を打ち込むための穴を開ける専用ドリルの先端部分。

これが、しいたけ栽培専用のドリルです。 実は一度、お店で値段を聞いてみたところ「2万円くらいする」と言われ、購入を断念した経緯があります。 やはり専門の道具は高価ですね。本当に借りられて良かったです…!

菌打ち作業の手順

専用ドリルで穴を開けたら、そこに菌を打ち込んでいきます。今回使ったのは「種駒」と呼ばれる、木片に菌糸を培養したものです。

  1. 穴を開ける: ドリルで、原木に深さ25mm~30mm程度の穴を千鳥状に開けていきます。 穴の間隔は、縦20cm、横4cm程度が目安です。
  2. 種駒を打ち込む: 開けた穴に種駒を差し込み、金づちでトントンと叩き込みます。樹皮の面と同じくらいの高さになるまで、しっかりと打ち込むのがポイントです。
ドリルで開けた穴に、しいたけの種駒を金づちで打ち込んでいる様子。

この地道な作業を繰り返し、打ち込んだ種駒の数はなんと…400個!!

夫婦で力を合わせ、なんとか打ち終えました。なかなかの重労働でしたが、達成感はひとしオです。

第四章:菌を育む「伏せ込み」と、2年間の長い眠り

菌を打ち終えた原木は、「ほだ木」と呼ばれます。 このほだ木からしいたけが発生するまでには、菌糸を木全体に蔓延させる「伏せ込み」という期間が必要です。

仮伏せ:菌の活着を促す

まずは、菌を植え付けたばかりのほだ木を乾燥や雑菌から守り、菌がしっかりと木に根付く(活着する)のを促す「仮伏せ」を行います。

菌を打ち終えた400本のほだ木を、石垣に立てかけて並べている様子。

私たちは、とりあえず石垣に立て掛けて並べました。そして、乾燥を防ぐためにブルーシートをかけて数週間から数ヶ月ほど寝かせます。

並べたほだ木の上に、乾燥防止のためのブルーシートがかけられている。

本伏せ:しいたけの発生を待つ

梅雨入り前にはシートを外し、今度は風通しの良い場所にほだ木を組み替える「本伏せ」に移行します。 本伏せは、しいたけ菌を原木全体にじっくりと蔓延させるための工程です。 直射日光が当たらず、適度な湿度が保てる場所が理想的です。

そして、ここからが本番。

なんと、2年後まで放置。

らしいです。ヾ(´c_,`*)

しいたけ菌が原木全体に行き渡り、きのこ(子実体)を発生させる準備が整うまでには、約1年半から2年という長い時間が必要なのです。

ちょっと長いようにも思えますが、まぁ2年後のお宝を隠しておくようなものだと思えば…ね。忘れた頃に、美味しいしいたけがニョキニョキと顔を出すのでしょうか(笑)

まとめ:自家製しいたけへの長い道のりと、その魅力

庭の巨大クヌギの伐採から始まった、私たちの原木しいたけ栽培。まだ道半ばですが、その過程にはたくさんの発見と楽しみがありました。

最後に、原木しいたけ栽培のメリットと、挑戦する上で知っておきたいことをまとめてみました。

メリット 知っておきたいこと
味と香りが格別
木の栄養をたっぷり吸って育つため、市販の菌床栽培しいたけとは比べ物にならないほど風味豊か。
時間がかかる
菌打ちから収穫まで、最低でも1年半~2年は必要。 気長に待つことが大切。
収穫の楽しみ
自分の手で育てたしいたけを収穫する喜びは大きい。一度ほだ木が完成すれば、数年間は収穫が楽しめる。
場所が必要
ほだ木を置いておくための、日陰で風通しの良いスペースが必要になる。
自然の循環を体感できる
庭の木が食材に生まれ変わるプロセスは、サステナブルな暮らしの面白さを教えてくれる。
初期投資と手間
専用ドリルなどの道具や種駒の購入費用、そして菌打ち作業の手間がかかる。

2年後、このほだ木から肉厚でジューシーなしいたけが顔を出す日を夢見て、気長に待ちたいと思います。楽しみっヽ(*^∇^*)ノ

コメント

タイトルとURLをコピーしました