夏のある日、私は仕事部屋にこもって仕事をしていた。
夫は庭仕事に精を出しているはずだ。
ガラッと戸の音がして、夫が家の中に入ってきたことが分かる。
休憩でもするのだろうと思ったら、「ちゅん!」「おーい、ちゅん!」と私を呼んでいる。
良いのか悪いのか分からんが、12年も一緒にいると微妙な声の違いでも“なんかあったな…”と気付く。おそるおそる階段を降り、夫のもとへ向かった。
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アシナガバチに刺された(1回目)
「どうしたの?」
聞くと夫はアシナガバチに刺されたと言うのだが、なぜか嬉しそうというか楽しそう。
つくづくアブナイ男である。

二の腕の外側。
腫れ方は蚊の数倍、針が刺さった真ん中の赤い点はブヨに刺されたときにも似ている。
年中なにかしらに刺されているため、これだけ見たら相手がアシナガバチだとは思えないだろう。
状況はと言うと、「垣根の剪定をしていたところ気付かずに巣を刺激してしまった」との事。
注意不足とも言えるかもしれないが、うちの垣根はとても長いのでそんなに細かく気にしていられないのだ。致し方ない。
病院に行くかと聞いたが鼻で笑われた。
とりあえずこの日は風呂に入って清潔にし、よく冷やし、ステロイド軟膏を塗って対処。
アシナガバチに刺された(2回目)
その二日後、また私は仕事、夫は庭仕事という同じ状況。
ガラッと戸が開いた音がし、若干いつもより大きな足音が聞こえると同時に「ちゅん!」
…デジャヴではない。

今度は二の腕の内側。
最初のより腫れは小さい。
今回の状況は「気になって見に行った。巣を見つけた。木の棒でつついた。」んだそうで、それを聞いた私は能面フェイスに。
調べるとアシナガバチは基本的にはおとなしく、巣を刺激しなければ攻撃はしてこないし、害虫を食べたり花粉の媒介をする益虫なんだそう。巣をつつきゃ、そら怒るわ。
絶対に真似しないで
実は二回とも、清潔にして冷やしてステロイド軟膏を塗るという同じ処置で済ませた。
しかし!絶対にマネしないでほしい。
「アナフィラキシーショック」は今や多くの人に認知されていると思うが、これによって毎年約20人前後が亡くなっている。
多くは刺されてから~15分程度で粘膜の腫れや呼吸器系の異常が出るとの事。
もしハチに刺されて、少しでも異変を感じたら直ちに救急車を呼ぶべし。
複数回刺されたことのある人に、エピペンという自分で注射できる薬剤を処方してもらえる場合もあるそう。有効期限は1年で、価格も1万円前後するが、命には代えられないのでうちも次の春頃までにはお医者へ相談しようと思う。
巣の駆除

垣根に出来ていたアシナガバチの巣。 「おつかれさま」と言いたいところだが、巣を突きに行くのはもう勘弁してほしい。

↑コレを使えば遠くから攻撃できる。
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