パニック障害だった私が田舎暮らしをはじめたら症状がなくなった理由

田舎暮らし

田舎暮らしをはじめたらパニック発作がなくなりました。

あくまで私の場合ですが、なぜよくなったのか考えられる理由をあげてみたいと思います。

この記事は動画でも見る事ができます

田舎暮らしを始めたらよくなった理由

2年前に都会(神奈川県横浜市)から田舎(静岡県伊豆市)に移住しました。

電車に乗る機会がめったにない

都会では電車通勤する方が多く、私もその一人でした。

すぐに降車できない不安から、快速電車には到底乗れません。

具合が悪くなり約束に遅れたり、酷い時には予定を延期してもらう事もあったほどです。

そんな繰り返しから、電車に乗る行動そのものが怖くなり、やがて家から出ることもままならない時期があり、本当につらかったです。

田舎に移住してから電車に乗る機会はほとんどなくなりました。

あの不安とはおさらばです。

それに、たまに伊豆箱根鉄道を使う事があっても、田舎の風景やお年寄り同士の会話が私を癒し安心させてくれます。

鳥や虫やカエルの声が心地いい

田舎に移住するまで、私は発作が出た時や就寝前にYouTubeでカエルの鳴き声を聴いていました。

どこか懐かしく、安心できるからです。

今の暮らしで全くそれをしなくなったのは、生き物の声が自然に聞こえてくるから。

ウグイス、カエル、ヒグラシ、鹿。一年を通して様々な音楽が楽しめます。

田舎では夜の交通量が非常に少ないですし、私たち夫婦は別荘地に住んでいるので尚更に、車の音や人の気配を感じません。

そんな中に心地よく響く森の仲間たちの声が、私を安らかに過ごさせてくれます。

人々が親身

都会では、行き交う人たちがみんな他人であるということを痛いほど実感しました。

ご近所さんに挨拶しても「誰?」「変な人」という目で見られましたし、そもそも人が多いのでどの人がご近所さんなのか分からない事も多かったです。

田舎の人が全員優しい…というわけではないですが、都会より関わり合いが多く、知らんぷりは出来ないことがほとんど。

挨拶は必須ですし、そのぶん仲も深まります。

私たちは別荘地に住んでいて、ご近所さんも移住者が多いです。

古臭い風習や面倒な活動はなく、移住してきた者同士、仲間意識のようなものも感じています。

田舎に来て一番安心できている点は、たとえば外出中に具合が悪くなっても、「大丈夫?」と声をかけてくれる人が絶対にいると思える事。

特にご年配の方とは、初めて会ったのにスーパーで「今日はキャベツが安いね」なんて会話が突然始まったりするんですよ。

私にとって、こんなにありがたい環境はありません。

土いじり

田舎に中古物件を買う際、私には絶対条件がありました。

それは、「畑ができる事」。

自分で育てた作物を食べる生活がしたい、という夢がありました。

都会にいる頃は、プランターでトマトやきゅうりを育てていました。

小さなベランダでちまちまと野菜作りをしていた頃の写真を見ると、夢が叶ってよかったねと自分に言いたくなります。

土いじりに本当に効果があるのか、小さい頃「穏やかでいるために土をいじれ」「なんせ土をいじると良い」と祖母に言われた洗脳的なものなのか、定かではありませんが…私には効果てきめんでした。

時間を忘れて草取りしたり、苗の植え付けにそなえて土づくりをしたり。

土いじりによって、本当に心穏やかに過ごせています。

人混みがない

今でこそソーシャルディスタンスなんて言葉が広まりましたが、田舎では元からそれが普通です。

道を歩く人も、駅を利用する人も、まばら。

そして、せかせかと行き急いでいる人も見かけません。

人が大勢いる空間では、様々な不安からパニック発作も出やすくなってしまいますよね。

ゆったりと時間が流れる田舎では、そんな不安を一切感じずに過ごすことが出来ます。

心にゆとりをもって生きられる場所は、やっぱり田舎です。

夫がいつも家にいてくれる

特殊な環境かもしれませんが、夫は在宅ワークをしているのでいつも自宅にいます。

急なパニック発作が起こっても大丈夫だ、と思える安心感があります。

その他にも、虫が出たとか重いものを運びたい時など、夫が家にいるとなにかと助かることばかりです。

いつも夫が家にいるってどうなの?と思われるかもしれませんが、私はパンを焼いたり海外ドラマをみたり、夫は木の伐採をしたり読書をしたりと、それぞれの自由な時間もたっぷりあります。

夫婦ともにフリーランス、かなり快適ですよ!

【まとめ】少なくとも私は一度も発症しなくなった

動画でも話していますが、人間にはアクセルの役割をもつ交感神経と、ブレーキの役割をもつ副交感神経がそなわっています。

これを自律神経と言い、意志とは関係なく作動します。

不適切な場面でアクセルやブレーキが勝手にはたらいてしまう事があり、これがパニック発作の要因のひとつとなります。

田舎に移住した今、「都会にいる頃はアクセルが過剰にはたらいていたなぁ」と客観的に感じられるようになりました。

心にゆとりをもってパニック障害と向き合うことで、ただ薬で発作を抑制するのではなく「少し頑張りすぎたかな」「こうしたら楽になるかな?」と前向きに考えられるようになると思います。

さらに私の場合は、フリーランスへ転身することで毎日の精神的な負担が激減しました。

都会に暮らし、パニック障害に悩んでいる方へどうにかしてこの素晴らしさを伝えたい。

そう思い、記事にしました。動画では、パニック障害と向き合う上での心の持ち方や実際の方法などもたくさんお話ししています。

心にゆとりをもつ方法…私の場合は、田舎へ移住する事でした。

田舎へ移住してから、発作は一度も起きていません。

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